リラの僧院

ブルガリア正教の本山
Riliski Manastir / Рилски Манастир

 
 リラの僧院
ソフィア南約65m、リラ山の奥にひっそりとリラの僧院はある。10世紀にイヴァン・リルスキという僧が隠遁の地として、この場所を選んだ。小さな寺院を建立し、中世の宗教と文化の中心になってきた。現在の形になったのは14世紀で、時の王の庇護の下で僧院文化が花開いた。その後のオスマン朝の支配下では、キリスト教の信仰はもちろん、ブルガリア語の書物を読むことも制限があったが、リラの僧院だけはそれらが黙認された。往時には約360の房に、全国から僧が集った。1833年に大火事で僧院は大方燃えてしまったが、復旧され、1983年にはユネスコの世界遺産に登録された。

 リラの僧院の後方
 上からのリラの僧院
  
 リラの僧院内部
 回廊の天井画
 回廊の壁画
2008年6月
ヴィトシャ山からリラの僧院に向う。途中コウノトリがいる村で、休憩をした。日本では貴重なコウノトリが、あちこちに巣を作っていて驚いた。
リラ村の近くのホテルのレストランで、昼食を取った。リラの僧院に行く人は、マス料理を食べるとのことで、同じように食べてみる。レストランの下から川が流れる音が聞こえ、そこで釣ったかと思うほどだった。
リラの僧院の門をくぐると、山を背景にした教会が見える。澄んだ美しい空気は、写真からは決してわからない。祈りが繰り返されてきた清まった場所に、感動する。回廊の壁画の美しさ、内部の荘厳さもすばらしい。歴史博物館を見てから、ガイドの好意で僧院の部屋を見せてもらった。
夫と写真の撮り合いをしていると、少し離れた場所にいた年輩の西洋人男性が来てくれて、2人一緒に写真を撮ってくれた。礼儀正しい、親切な方だった。
帰り道でハチミツを買った。ブルガリアのハチミツは品質が良いそうだ。

 こうのとり
 こうのとりのいる村
 昼食のレストラン内 
 レストランの下の川
水・ビール 臓物スープ きゅうりヨーグルトサラダ 魚のスープ
マスのグリル カヴァルマ パンケーキ
 ハチミツを買う
 ハチミツ
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