ブルガリア西部、ヴィトシャ山の麓に位置する首都ソフィアは、人口120万人、標高550mの高原都市。欧州の首都としてはマドリッドに次ぐ高地にある。北にはバルカン山脈、南にヴィトシャ山、西にリュウリン山と、周囲を山々に囲まれた盆地。
アドリア海と黒海を結ぶ交通の要所にあり、古くから交易で栄えた。紀元前7世紀にトラキア人によって建設され、紀元後のローマ時代にはセルディカと呼ばれていた。5世紀にはフン族の侵攻を受け、その後も、ビザンツ帝国やスラヴ人によって支配される歴史が続く。14世紀から19世紀まで500年に及ぶオスマン朝の支配下では、圧政に苦しんだ。19世紀末に、露土戦争でロシアが勝ったことをきっかけに、オスマン朝の支配下から解放された。第2次世界大戦後の社会主義体制下では、旧ソ連に忠実な国家建設が進められてきた。
民主化からの現在のソフィアは、旧ソ連やブルガリア共産党に関係する建物や銅像は撤去され、通りや広場の名前も旧ソ連を連想されるものは、一掃された。町も、人々の意識も加速度を増して変化している。
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聖ソフィア教会
殉教者のソフィアと、その3人の娘に捧げられた教会。ソフィアはギリシア語で、智慧を意味し、首都ソフィア名に由来する。
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聖ニコライ・ロシア教会 |
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2008年6月 |
カザンラクから、バルカン山脈、スレドナ・ゴナ山脈の間の道通り、ソフィアには夜9時前頃に着いた。身体の凝りで疲れがでてたので、ガイドの知り合いにマッサージを頼んだ。夕食はロビーのカフェに、サンドイッチを買いに行き、部屋でお茶を沸かして一緒に食べた。
翌日、ソフィアの市内観光、その後ヴィシャト山のボヤナ教会、リラの僧院へ行った。その日ソフィアでは、ある大会社の社員によるストがあって、警察官が沢山でていたり、露店がでてなかったりで、いつもの市内の様子とは違うようだ。
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アレクサダル・ネフスキー寺院、聖ソフィア教会、聖ニコライ・ロシア教会、聖ゲオルギ教会、聖ペトカ地下教会とめぐる途中で、公園前の露店でイコンを買った。美術の先生が描いた作品で、イコンの裏に、作家名と売り手のメールアドレスを付けてくれた。
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聖ゲオルギ教会
シェラトン・ホテルの裏手にある
4世紀にローマ帝国によって建設
教会背後にはローマ時代浴槽跡がある |
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聖ペトカ地下教会
オスマン朝の統治下14世紀に建設 |
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考古学博物館前の大統領府
衛兵が立っていて、交代式も行う |
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