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            |  | ヴェローナ ブラ広場付近
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      | ロミオと北イタリアの要衝で、北はアルプス、南はローマ、西はジェノヴァ、東はアクイリイアを結ぶ3本の道路が交差する町であった。 紀元前1世紀に誕生し、13-4世紀にはスカラ家統治下、15-18世紀にはヴェネツィア共和国の一部として栄えた。古代ローマ時代の円形闘技場アレーナや、中世の城カステル・ヴェッキオ、ルネッサンス期の建築物等を残している。ロミオとジュリエットの舞台ともなっている美しい町は、芸術をとりいれながら2000年に渡り発展し続けた要塞都市である。
 
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            |  | ジュリエットの家 |  | 
    
          | 2007年3月 | 
    
          | ヴェネツィアに滞在中に、日帰りでヴェローナを訪れた。普通電車に乗ったら、降りる駅を間違えて、タクシーで「アレーナ」のあるブラ広場まで行った。 アレーナ前のカフェで、昼食を食べた。スープ、ラビオリ、ラザニア、ペペロンチーニを頼んだ。日本で食べるような味で、美味しかった。カフェのスタッフも、黒髪で美人のイタリア女性で、愛想も良かった。
 観光案内所にいき、地図をもらい「ジュリエットの家」への行き方を聞いた。アレーナの周りを一回りしてから、繁華街のマッツィーニ通りを見ながら、ジュリエットの家に向かった。夫は足が痛くて機嫌が悪く、ジュリエットの家についても、中の見学をしなかった。側のエルベ広場で絵葉書を買い、止まっていたタクシーに乗って駅まで行った。
 ヴェネツィア行きの普通切符を持っていたが、来るのに時間がかかったので、座席指定の料金を払って急行列車に乗った。座席は6人掛けのコーチになっていて、一杯だった。
 写真を撮ったが、帰りの飛行機の中でデジカメが無くなって、この時のヴェローナの写真がほとんど無いのが残念だ。
 
 
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              |  | ジュリエットの家 中庭のジュリエットの像
 
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              |  | ジュリエットの家 有名なバルコニー
 
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              |  | ジュリエットの家 |  | 
    
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            |  | 普通電車の2階 ヴェネツィア→ヴェローナ
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            |  | 普通電車切符 ヴェネツィア→ヴェローナ
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            |  | 急行電車切符 ヴェローナ→ヴェネツィア
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            | ヴェネツィアからヴェローナへ行きの電車が、途中の駅で停車したまま動かなくなった。車内放送はなかった。イライラし、若い男性に聞いてみたら、「止まっている原因はわからないけど、15分ぐらいしたら出発するようだ」と答えてくれた。15分以上経って発車し、数駅過ぎて、やっとヴェローナと書いてある駅を見つけて降りた。その電車はヴェローナ行きなのに、まだ人が沢山乗っている。そして、出発した。「失敗した」と思いながら、トイレを先に探した。駅名に「ヴェローナ・ポルタ・べスコ」と書いてあり、「ヴェローナ・ポルタ・ヌオヴ」ではない。しかも、無人駅。誰かに聞かなければと、人を探すと、丁度駅前に誰かを迎えにきている様子の男性がいる。あわてて声をかけて、事情を話し、タクシー乗場を聞いてみた。白っぽい短い髪で、眼鏡をかけ、細身に淡いストライプのシャツを着た上品で知的な紳士だ。少し下を向き考え、「タクシー乗場は、この辺にないですね。タクシーを呼んであげましょうか?」と言った。「そんな、あつかましいので」と言いたいが、英語に置き換えができなくて口ごもった。車の中から携帯電話を取り出しているので、「それは容易いことですか? タクシーの電話番号わかるんですか?」と聞くと、「ええ」と答えて電話をかけだした。夫に説明していると、「(…日本人が…)
            あっ、あなた日本人ですね?」と紳士が聞いたので、「ええ」と答えた。 |  
        
          
            |  旅行用の小銭入れ
 子供用ビニールサイフ
 | 「5分で、そこに来ます」と、紳士が言った。「ありがとうございます」と言い、ペラペラビニールの小銭入れをポケットから出すと、「結構ですよ」と少し微笑み、電話代を断った。 「タクシーが来ましたよ」と、声をかけてくれた時には、紳士の待ち人も到着して、車に乗るところだった。イタリアは北の地方に優秀な人が多いと聞いていたが、そのひとりに出会った気がした。
 
 
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