シナイア

観光客をひきつける「カルパチアの真珠」
Shinaia / shinaia

 
 遠目に見たペッシュ城
ルーマニアの中央を「つ」の字型に走るカルパチア山脈は、2000m級の山々が緩やかに連なる。シナイアは奇岩怪石で知られるブチェッジ山の中腹に位置し、標高800mの景勝地だ。
17世紀にシナイア僧院が建立され、18世紀にはブカレストの王族貴族たちの別荘地として繁栄した。宮殿風の小さな館がところどころに立ち並ぶ。現在は宿泊客用のヴィラとして使われている。「カルパチアの真珠」と呼ばれ、夏は避暑地、冬はスキーリゾートで人気がある。

ペレッシュ城は、1875年にカロル1世がルーマニア王室の夏の離宮として、8年をかけて建てた宮殿。ルネッサンス、バロック、ロココの各様式を取り入れたドイツ・ルネッサンス様式で建てられている。いくつもの彫刻、噴水、バラが配された庭園から、シナイアの渓谷が一望できる。宮殿内の部屋数は160ほどあり、フィレンツィエの間、トルコ風サロンなどは外国の様式が取り入れられ、各部屋はカロル1世が集めた絵画、彫刻、陶磁器、金銀、宝飾品や中世の武器などが飾られている。

 ペッシュ城
 ペッシュ城入口
  
 ペッシュ城内 吹き抜け ホール  
  
 
 ペッシュ城内 音楽の間  
  
 ペッシュ城内 武器の間  
  
2008年6月 
ルーマニアに着いて2日目、ブカレストからシナイアへ出発した。途中大型スーパー、カルフールで休憩をとった。ワラキア平原を抜け山道に入ると、木々の枝、葉が多いためか、山がとても深く見える。
ペッシュ城は周りの景色が美しいと思ったら、内部の装飾も見事だ。ブカレストから近いこともあり、大勢の観光客が来ていた。
お城観光後カフェで休憩し、夫がガイドに希望の食べ物の話した。ルーマニアの食事は日本人には好評とのことで、期待がふくらんでくる。
 ペッシュ城前 大勢のグループでにぎわっている
エピソード
「カルフールの休憩」

休憩のためにカルフールに着くと、大型バスが何台か止まっていた。グループ旅行客が同じように、トイレ休憩に来ていた。トイレの順番待ちの時に、前に並んでいる年輩の女性に「どこから来られたんですか?」と、聞いてみた。「アメリカよ。でも先祖はラトビアなの」と、明るく応えてくれた。自分のルーツをたどって、ヨーロッパを訪れるアメリカ人は多いようだ。
カルフールはフランスの大手スーパーで、日本にも出店したが、早々と撤退した。家の近くにもあって、カルフールブランドのチョコレートや、チーズ、パンなどをよく買った。何よりおいしかったのが、チキンの丸焼きだ。同じようにチキンを焼いているコーナーを見て、懐かしくてうれしかった。
郊外にある店で買いだめする人用なのか、冷凍食品や、飲み物、日用品などは、すごい量の単位で売られている。魚はなまずが水槽で泳いでいたのを見て、びっくりした。

  カルフール 魚売り場の水槽
  カルフール 魚売り場
  
 カルフール チキン売り場
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