ベルリン

激動のドイツ現代史の象徴で輝くメトロポリス
Berlin
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ドイツドーム
ジャンダルメンマルクトにある
東京23区の約1.5倍の面積で、ドイツ最大の都市。
1871年にプロセインによる「ドイツ帝国」の首都となり、ワイマール共和国時代(1919年に発足して1933年に事実上崩壊した戦間期政治体制)には、「黄金の20年代」の舞台として、ベルリンは栄光の絶頂期を迎えた。当時はパリに負けないほどの芸術の都で、特に表現主義の絵画や、ドイツ映画はすばらしいが、ナチス政権の登場で、翳りをみせた。
1945年の敗戦後、町は東西に分割された。1961年8月13日に、ベルリンは一夜にして「壁」が築かれ、28年間が過ぎ、1989年11月9日、突然壁に穴が開いた。翌年、東西ドイツは再統一を果たし、ベルリンが首都になった。

 ブランデンブルク門
2008年12月  
デンマークのコペンハーゲンから、飛行機でベルリンのテーゲル空港に朝着いた。ベルリンには、2日滞在する。タクシーでホテルに行き、荷物を預けて、観光に出かけた。ベルリンには良い美術館、博物館があるが、翌日の月曜は、美術館は休館日だ。一番見たい「絵画館」に、タクシーで行った。
絵画館の近くに、ベルリン・フィルハーモニーがあり、写真だけ撮った。

コペンハーゲンからベルリン到着
スカンジナビア航空 機内の飲食は有料
絵画館」
13〜18世紀のヨーロッパ絵画の傑作を所蔵
ベルリン フィルハーモニー」
音響効果が良すぎて響くので
中で咳をするのは禁止

美術館
「絵画館」では、朝食を食べてなかったので、先にカフェで軽食を取った。サラダバーがあり、重さで値段が決まる。ホットドリンクもセルフサービスだが、スタッフの女の子が助けてくれて、大きなボールカップに、カプチーノを入れて、レジまで運んでくれた。きれいなカフェで、サラダもパンもおいしかった。
絵画館は、すばらしかった。配置図を持って入ったが、間違えて反対方向の部屋から回った。最初(実は最後)の部屋にイタリア絵画、ボッティチェリの絵があり、息を呑んだ。いつまでも眺めていたかった。隣の部屋に行くと、「ガラスの入った作品は、近くで見ても大丈夫です。それ以外はセンサーが反応します」と、スタッフの女性が親切に説明してくれた。リッピ、ティツィアーノ、ベラスケス、フェルメール、デュラーなど、ベルリンの美術館の特集本に載っている絵が、圧倒的な存在感で語りかけてくる。「あっ」とか、「うっ」とか言いながら回った。

絵画館のカフェ
お昼の料理を準備中だった
大きなボールに入ったカプチーノ
サラダバーは、レジで重さを測る
パンは中がしっとりしている       
 絵画館の イタリア絵画

ボッティチェリ 「歌う天使と聖母子」
1483年 直径1356cm
 絵画館の ドイツ絵画

ホルバイン 「商人ゲオルキ・ギーゼ」
1532年 96.3x85.7cm



絵画館の スペイン絵画

ベラスケス 「女性の肖像画」
1631年 123.7x101.7cm
絵画館の オランダ絵画

フェルメール 「紳士とワインを飲む女」
1658〜60年 66.3x76.5cm


エピソード
お勧めホテル、ヒルトン

ヒルトンホテル
今回は旧東ベルリン側の、ドイツドームの対面にあるヒルトンホテルに泊まった。ベルリンで一番美しい広場「ジャンダルメンマルクト」の近くで、この広場ではクリスマスマーケットが開かれている。
料金は一泊2万円ほどで、朝食もついている。大都市のベルリンで、とてもお徳な感じがした。
朝10時過ぎにホテルに着いたので、チェックインはできなかったが、荷物を預かってくれ、予約時に希望してる、ベッドが離れているツィンルームで良いか、確認してくれた。

部屋
セキュリティのために、エレベーターでフロアのボタンを押す前に、キーカードをセンサーに通すようになっている。部屋の設備は揃っていた。ネット用に有線、無線LAN設備がある。ティファールのポットと、コーヒー、紅茶、ココア、ハーブティーなどの飲み物が置いてある。寒いベルリンで、スターバックスのようなカフェはあちこちにあるが、コンビニはないので、ホテルの部屋で温かい飲み物がとれるのは、本当に助かる。

夫の一皿目
朝食がすばらしい。ドイツドームが正面に見えるレストランで、ビュッフェの種類が豊富で、どれもおいしかった。特に気にいったのは、ダノンのバニラ風味のヨーグルトだ。滑らかで、バニラの風味が良く、カスタードクリームを食べているような気になった。
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